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Cute Movies

ブルーハーツが聞こえる

辛い時はいつでも、ブルーハーツがそばにいる。

ブルーハーツが聴こえる

尾野真千子 角田晃広/市原隼人 高橋メアリージュン/斎藤工 要潤 山本舞香/
優香 内川蓮生 新井浩文/永瀬正敏 水原希子/豊川悦司 小池栄子 三浦貴大
監督:飯塚健 下山天 井口昇 清水崇 工藤伸一 李相日
配給:日活/ティ・ジョイ 宣伝協力:MUSA

作品概要

「耳をすませば、いつだってあの名曲が、心の中で叫んでる」
ザ・ブルーハーツの6曲が映画になった!豪華キャスト×人気クリエイターが贈る贅沢な1本!
ストレートなメロディーとメッセージ性の強い歌詞が、今でも多くの人の心を刺激(魅了)し続けている、1995年に解散した伝説のバンドTHE BLUE HEARTS。2015年の“結成30年”を機に、世代を超えて愛されるTHE BLUE HEARTSの名曲6曲「ハンマー(48億のブルース)」「人にやさしく」「ラブレター」「少年の詩」「情熱の薔薇」「1001のバイオリン」が映画になりました!

監督には『荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE』の飯塚健、『L-エル-』の下山天、『ヌイグルマーZ』の井口昇、『呪怨』シリーズの清水崇、CMディレクターの工藤伸一、『怒り』の李相日と、人気クリエイター陣が挑みます。

この映画に登場するのは、自分に圧し掛かってきた困難を打破しようと戦う人間ばかり。
そう、THE BLUE HEARTSから「がんばれ!」というメッセージを受け取った私たちのように―。

恋愛、友情、家族、青春、喪失と再生。人生の普遍的な営みや感情の機微を優しく見つめつつ、明日への一歩をそっと後押しする珠玉の物語が、名曲と共に描かれます。

記者の見どころ

日本人なら誰もが知るパンクバンド、THE BLUE HEARTS。2015年の結成30周年を機に製作された本作『ブルーハーツが聴こえる』は、豪華キャストと気鋭の監督が織りなす6本の作品からなる、短編集だ。

監督を見ても、『呪怨』の清水崇監督、『悪人』『怒り』の李相実監督ら。出演キャストも尾野真千子、市原隼人、斎藤工など。短編映画集としては異例とも言えるほど、とてつもなく豪華な面々が揃った。20数分の短編6本からなる本作は、それぞれは独立した作品であるものの、ブルーハーツへのリスペクトが存分に込められた作品だ。タイプの違う6本が揃っているため、きっとお気に位入りの1本が見つかるはずだ!

シリアスなサスペンスから近未来が舞台のSFまで、幅広いジャンルが揃っている。尾野真千子や角田晃広(東京03)らキャスト陣の切れ味鋭いやりとりが笑いを誘う人情劇『ハンマー(48億のブルース)』。市原隼人の感情を抑えた演技が印象的な近未来SF劇『人にやさしく』。斎藤工・要潤がタイムスリップ、過去を変えようと躍起になる恋愛×ヒューマンドラマ『ラブレター』。大人以上に理不尽を嫌う子供の感情と衝動を爆発させた快作『少年の詩』。極力セリフを排除、実質永瀬正敏の一人芝居となっている異色のラブストーリー『ジョウネツノバラ』。そして、過去にしがみつく男を豊川悦司が熱演した人間劇『1001のバイオリン』。一癖もふた癖もある作品たちを楽しむことができる。

日頃から感じている閉塞感を吹き飛ばす、パンクロックの名曲の数々。上映時間が約2時間40分と長めではあるが、それぞれの短編はテンポよく進み、体感時間はそれほど長くない。超豪華なキャスト・スタッフの魅力が存分に発揮された本作は、短編映画をあまり見ない方にもオススメの、良質なエンタメ作品だ。

Text by EISUKE